Philipsのコードオンリーひげ剃り ― 2011/12/10 23:59
1ヶ月ほど前になりますが、20年ぶりに電気ひげ剃りを買い替えました。下のブルーのが新しく買ったHQ6940という機種です。
上のほうの古いPhilipsは初めてヨーロッパ旅行に行く前に買ったので、かれこれ20年近く前の製品です。全電圧対応なのにロンドンのホテルでは何故か動かなかったのを思い出します。今から思うと、B型のアダプタが必要だったのにC型しか持ってなかったのが原因かも(一見ぴったり入るだけにタチが悪い)。
そう、どちらのひげ剃りもコードオンリー、つまり充電池のないタイプなのです。それ以前に使っていた何台もの電気ひげ剃りは、寿命が充電池の寿命で決まってしまいどれも数年も保たなかったし、急いでいるときに限って充電不十分で困ったことが何度もありました。そこで思い切って充電できないヤツを買ったら、めちゃめちゃ軽いし、キャンプにでも行かない限り電気は必ずあるので使えない事態はなく、たいへん気に入ってしまいました。それ以降20年ずっと現役でほぼ毎日何の問題もなく使ってきたのだから、選択は間違ってなかったわけです。メンテも、ひげが溜まったら開けてブラシで掃除するくらい。下手にアルコールとか超音波とかで洗浄しなかったのが(水洗いなどはもってのほか)さびを防ぐ意味でむしろよかったのでしょう。
しかし、さすがに経年劣化は否めず、モーターの音が年々うるさくなり、剃ったひげがこぼれるようになったり、歯の高さ調整のベルトも切れてしまって、ぼちぼち引退の時期かなと最近思い始めていました。Philipsのコードオンリーのひげ剃りは日本ではずいぶん前からカタログから外れており、買うならヨーロッパにいる今がチャンスということで。
が、世の常として、こういう機械類は昔の製品のほうが得てして作りがしっかりとしています。新しいPhilipsちゃん、確かに音は静かですが、歯の部分のはめ合いが甘くガタガタ動くので、やっぱりひげはこぼれてきます。何だかこいつはそんなに長持ちしないような気がしています。筐体が少し大きくなったのも、コンパクト好きな私としては気に食わない。しかしPhilipsでもコードオンリーはこいつとその後継機種しかカタログになく、選択肢がありません。コードオンリー、私は絶対に良いと思うんですが、世の中の需要はそんなにないんですかねえ…。まあ、20年も買い替えてくれなかったら、メーカーとしては商売あがったりですが。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://miklos.asablo.jp/blog/2011/12/10/6239814/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。