ミュンヘン2011/12/26 23:59


今年のクリスマスは定番中の定番、ミュンヘンのクリスマスマーケットを見に行って来ました。さすが本場ドイツでも最大級だけあって、ものごっつい数の観光客で賑わっていました。



フラウエン教会の前には、それを模した屋台が。

出店はさすがにドイツのクリスマス市らしく、クリッペというキリスト生誕の模型パーツ(けっこう高い)の店が多かったです。他に目を引いたのは、下のように幻想的なペーパークラフト・ライティングを売っているお店でした。



日も暮れると、カールス広場のデパートやスケートリンクもカラフルにライトアップされてました。



夕食は、美味そうに焼けてる骨付き肉に引き寄せられて、Haxnbauerへ。



豚と仔牛のすね肉ローストが名物なので、両方味わえるミックスプレートを注文。うーん、ボリューム感溢れる肉塊は、これぞドイツ、これぞバイエルン。私もかつては「ドイツ料理など二日で飽きる、この世から無くなっても一番困らない料理だ」とまで考えていたのですが、ハンガリー生活ですっかり肉食人種になってなってしまってから、こういった「がっつり肉料理」はしばらく食べないと禁断症状のように、無性に食べたくなります。日本人の生活習慣には根本的に合わないので、困ったもんだ。

賑わったクリスマスマーケットも24日の午前中までで、午後2時ごろにはもう完全に撤収モードです。その後は25日にかけて屋台もショップもレストランもぱたっと閉まってしまい、行く当てのない観光客がとぼとぼと歩くばかりで、すっかり淋しいものでした。


美術館も全て閉まった中、イノシシとナマズのオブジェが印象的な狩猟博物館だけは25日も果敢にオープンしていました。



今回ミュンヘンに行ったもう一つの目的は「Donislの白ソーセージが食べたい!」というのもあったのですが、初日はホテルにチェックインした後直行で行ったのですが、2時半ではさすがにもう「売り切れです」。翌日は早く行くつもりが買い物に手間取って、1時前に入ったらまたしても「too late」。それならばと25日は朝の10時半に出かけ、三度目の正直でようやく念願の白ソーセージにありつけました。


3人分6本のソーセージ。朝っぱらから白ビールなど飲みながら味わいました。ここのは皮がしっかりと固く、中はふわっと溶けるように柔らかく、パセリも非常にフレッシュな味わいで、今回他でも食べましたが、やっぱりここのが一番美味しかったです。


25日はまだ閉まっているレストランも多かったのですが、オペラのあとは劇場近くのZum Franziskanerというビアホールが開いていたので、がっつりと夕食。ドイツのクリスマスらしくガチョウのローストを注文しました。でかい!ですが食べるところは意外と少なくペロッとイケます。前菜で頼んだコンソメスープもたいへん美味しかったです。気楽に食べるには、ここはオススメ。


最終日、フライトは午後だったので午前中にドイツ博物館に行きました。前回来たのは2003年ですから8年ぶりです。盗品、略奪品ばかりの大英博物館と比べてこのドイツ博物館は、ドイツ人の手により生み出された科学技術がこれでもかと陳列されています。展示はありとあらゆる技術分野におよび、「全ての科学技術はドイツ発祥である」とでも言わんばかりです。どう見ても日本製のカメラや、NASAの宇宙船模型なんかが展示してあるのはご愛嬌ですが。


理系男子にとっては何時間いても飽きない場所ですが、妻と娘の琴線にはあまり触れなかったもよう。最初に地下の巨大でめちゃリアルな炭坑ジオラマなんか見せたのがいけなかったか。フライトの時間もあり、全体の10分の1も見れないままに、後ろ髪引かれつつ空港に向かいました。