新日本フィル/ハーディング/ファウスト(vn):ブラームス4番とvn協奏曲 ― 2014/06/20 23:59
2014.06.20 すみだトリフォニーホール (東京)
Daniel Harding / 新日本フィルハーモニー交響楽団
Isabelle Faust (violin-1)
1. ブラームス: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op. 77
2. ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 op. 98
トリフォニーホールは1998年以来ですから、16年ぶりですか。個人的な利便性からもっと通いたいホールなんですが、新日本フィルとアマオケが多いようで、なかなか「買い」の演奏会がタイムリーに見つからず1年が経ちました。
今日は前回に続き、ハーディングのブラームスシリーズ第2弾。ヴァイオリン協奏曲は超有名曲なのに何故か縁がなく、初めて実演で聴きます。イザベル・ファウストは3年前の山田和樹/BBC響で聴いて以来ですが、そのときは現代音楽だったので演奏はよく憶えていません。前回はかぶりつき席だったのですらっと長身に見えたのですが、今日のように引きで見ると、小柄なハーディングよりもさらに小さい、華奢でボーイッシュな中性おばさんでした。そのヴァイオリンは、知的でデリケート。熱に浮かされるでもなく、雄弁に語るでもなく、虚飾を排した音と真摯に向き合い丁寧に紡いでいくという演奏で、内面的な志向が私にはちょっと五嶋みどりを思わせました。おそらく(というのは私はこの曲をよく知らないので)パーフェクトに近い演奏だったのでしょう、充実感に溢れた満面の笑みで聴衆に応えていました。アンコールは最近こればっかり聴くバッハのサラバンド。これまた独特な味わいのユニークな演奏でした。
メインのブラ4。前回サントリーホールで聴いたブラ2、3があまりにも酷かったので正直今日は全く期待してなかったのですが、こないだよりはずっと良かったです。少なくとも、概ねちゃんと音が出てました。先日を聴いてない妻は「この楽団はプロなの?」と、せっかくのハーディングなのにがっかりした様子でしたが。それにしてもハーディングのブラームスはぎこちない表情付けで、無茶な揺さぶりもあり、けっこうヘンな演奏です。オケは、ボウイングが適当ながらも、弦はまだましで、管楽器の集中力がなさ過ぎなのが、全体の品格を落としてます。まあそれでも、衝撃的だった前回のダメダメぶりは払拭されていたので、まだ安心しました。
本日の収穫は、客演奏者として入っていたチェロの飯尾久香さんという方。目に優しい正統派美人です。客演なので、次はどこでお見かけすることになるやら…。
Daniel Harding / 新日本フィルハーモニー交響楽団
Isabelle Faust (violin-1)
1. ブラームス: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op. 77
2. ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 op. 98
トリフォニーホールは1998年以来ですから、16年ぶりですか。個人的な利便性からもっと通いたいホールなんですが、新日本フィルとアマオケが多いようで、なかなか「買い」の演奏会がタイムリーに見つからず1年が経ちました。
今日は前回に続き、ハーディングのブラームスシリーズ第2弾。ヴァイオリン協奏曲は超有名曲なのに何故か縁がなく、初めて実演で聴きます。イザベル・ファウストは3年前の山田和樹/BBC響で聴いて以来ですが、そのときは現代音楽だったので演奏はよく憶えていません。前回はかぶりつき席だったのですらっと長身に見えたのですが、今日のように引きで見ると、小柄なハーディングよりもさらに小さい、華奢でボーイッシュな中性おばさんでした。そのヴァイオリンは、知的でデリケート。熱に浮かされるでもなく、雄弁に語るでもなく、虚飾を排した音と真摯に向き合い丁寧に紡いでいくという演奏で、内面的な志向が私にはちょっと五嶋みどりを思わせました。おそらく(というのは私はこの曲をよく知らないので)パーフェクトに近い演奏だったのでしょう、充実感に溢れた満面の笑みで聴衆に応えていました。アンコールは最近こればっかり聴くバッハのサラバンド。これまた独特な味わいのユニークな演奏でした。
メインのブラ4。前回サントリーホールで聴いたブラ2、3があまりにも酷かったので正直今日は全く期待してなかったのですが、こないだよりはずっと良かったです。少なくとも、概ねちゃんと音が出てました。先日を聴いてない妻は「この楽団はプロなの?」と、せっかくのハーディングなのにがっかりした様子でしたが。それにしてもハーディングのブラームスはぎこちない表情付けで、無茶な揺さぶりもあり、けっこうヘンな演奏です。オケは、ボウイングが適当ながらも、弦はまだましで、管楽器の集中力がなさ過ぎなのが、全体の品格を落としてます。まあそれでも、衝撃的だった前回のダメダメぶりは払拭されていたので、まだ安心しました。
本日の収穫は、客演奏者として入っていたチェロの飯尾久香さんという方。目に優しい正統派美人です。客演なので、次はどこでお見かけすることになるやら…。
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_ miu'z journal *2 -ぼんやり系音楽会日記+α- - 2014/08/14 20:03
2014年6月20日 @すみだトリフォニー
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ダニエル・ハーディング/新日本フィルハーモニー
暗黒面です。罵詈雑言の数々が飛び出しますので、そういうの嫌な人は読まないなりなんなり自衛の手段を取って下さいね。
楽しみにしている指揮者、ハーディングさん。ミュージック・パートナー(ってなに??)の新日フィルとの今シーズンは、ブラームス。3回に分けて交響曲全曲とピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲です。全部行きたかったんだけどお財布が。。。そこで、聴きたかったファウストさんのヴァイオリン...
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ダニエル・ハーディング/新日本フィルハーモニー
暗黒面です。罵詈雑言の数々が飛び出しますので、そういうの嫌な人は読まないなりなんなり自衛の手段を取って下さいね。
楽しみにしている指揮者、ハーディングさん。ミュージック・パートナー(ってなに??)の新日フィルとの今シーズンは、ブラームス。3回に分けて交響曲全曲とピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲です。全部行きたかったんだけどお財布が。。。そこで、聴きたかったファウストさんのヴァイオリン...
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