山羊チーズはお好き?ブログのタイトルについて。2013/09/23 22:29

別に山羊チーズが苦手ということではなく、むしろ好物なのです。

日本と比べると、場所によっては信じられないくらいホームと電車のギャップがあいている、ロンドンの地下鉄ではお馴染みの「Mind the gap.」というアナウンス。これをもじって何かタイトルをつけようかと思ったけど、「Mind the culture gap」じゃありきたりで、ググると実際そんなフレーズはゴマンと使われてました。「Mind the Jap」は品がないし、意味不明。「Mind the gallop」というのも考えたけど、これもナンセンス系。ということで、あまり妙案も思いつかず、「g」だけ合わせて「Mind the goat cheese」にしてみました。

山羊チーズはロンドン生活でハマったものの一つです。フランスのシェーヴルと違って、よく売ってるイングリッシュ・ゴートチーズはチェダーのようなハードタイプ。正直、これはそのまま切って食べてもあまり美味しいと思わなかったのですが、ある日チーズトーストにしてみたら、熱を加えることで花開く風味、ほどよいとろけ具合、浮き出る油脂分が含む絶妙の塩加減、それらの見事なアンサンブルがど真ん中でツボにハマりました。

以後チーズトーストを作るときは必ずゴートチーズを使っていたのですが、ハードタイプのゴートチーズは日本ではまずお目にかかることはなく、帰国後はとんとごぶさたしております。まあ、それは最初からわかっていたこと、過去を振り返っていてもしゃーない、前向きに行きましょう、という思いをこめたのがこの「Mind the goat cheese」です。

ハードのゴートチーズは予想通り入手困難ですが、もう一つ、日本に帰ったらなかなか手に入らないだろうと思っていた私の好物が、アイリッシュウイスキー。昔はそんなの見たことなかったと思うのですが、今やJamesonやTullamore Dewが近所のサミットやヨークマートにも普通に置いてあり、時代の変化に愕然としました…。

話はがらりと変わりますが、東京ステーションギャラリーで開催の「大野麥風展」、行こう行こうと思いながらもなかなか行けず、ふと気付けば今日がもう最終日でした…。がちょーん。ショック大魔神。ブログのネタを一つ逃してしまいましたよ…。