タワーブリッジ2012/08/18 23:59



オリンピックの記憶も醒めやらぬままいつにない好天が続くロンドンですが(例年だったら8月はもう秋です)、それはともかく、先日初めてタワーブリッジを登ってきたので備忘録としてその写真を。

タワーブリッジは1894年に完成した可動橋で、説明不要なロンドンの観光スポットですが、中心地よりもだいぶ東に外れているため、「よし行くぞ」と思い立たない限り、ふらっとたまたま通りかかる場所ではありません(少なくとも私には)。

両岸側のタワーを上空で結ぶ連結の梁部は現在展示室になっていて、そこに入る窓口は橋の北西側のみですのでお気をつけ下さい。


昔は吹き抜けだったんでしょうが、現在は全面ガラス張りで、思ったほど絶景というわけではありませんでした。


わずかにガラスの窓が開いている箇所があったのでそこから撮った写真。

展示は世界各地の有名な橋を紹介した写真展と、オリンピック限定でしょうか、近代オリンピックの歴史を開催地の写真で綴る展示がありました。しかし、1964年の東京オリンピックのところを見ると、


この写真はさすがに合成だと思うぞ。(他の開催地を見ても、ここまでインチキな写真は東京だけでした…)


タワーの中では橋建設の歴史や構造を紹介するムービーが上映されています。設計者のホレイス・ジョーンズは橋の完成を待たずに亡くなってしまったんですねえ。ふと上を見上げると、建設当時の鳶職人の模型がさりげなく飾ってあります。


休んでお茶してる人も。


オチはないですが、おまけとしてスカイライン・ウェンロック君を。

コメント

_ sony ― 2012/08/19 18:44

素晴らしい青空です!!!タワーブリッジが空に浮かんでいる感じです。東京ではどうしてこのように青空が眺められないのかと最近注意して観察していましたらわかったことは東京では郊外にでも行かなければ広々としたところがなくビルに遮られてしまうからだろうと思いました。数日前に関東平野を走る汽車に乗り眺めたら山がありイギリスのような空の高さと青さが楽しめなかったのです。イギリスは天気さえ良ければきれいな空と雲が楽しめます。どうぞこれから天気の良い時にはその素晴らしさを堪能してください。

_ 守屋 ― 2012/08/19 21:29

こんにちは。仰る通り、「行くぞ」と思わないとなんだか行けないところの筆頭です。暗く、寒くなる前に、ドームはいかがですか?

_ Miklos ― 2012/08/20 06:42

>sonyさん
日本の空、特に夏場の空がどんなに晴れててもあまり青くないのは、空気中にたっぷり含まれた湿気のせいかなと思っています。ヨーロッパから日本に戻るといつも「あー空が白いなあ」と、ちょっとがっかりしますね。イギリスは天気さえ良ければきれいな空と雲が楽しめると言うのは確かにその通りなんですが、天気予報が全然当たらないのでアテが外れることが多く、困るんです…。

>守屋さん
あのあたりは普段全然行かないんですが、ロンドン塔とかロンドンダンジョンとか、20年ぶりにまた行ってみたいなあと、今思っています。ロンドンダンジョンは家族が嫌がっているので、さてどうしたもんかと(一人で行くところじゃないし。あれ、でも20年前は一人で行ったな…)。ドームの屋根歩きも、まだ家族の許しが出そうにありません。

_ かんとく ― 2012/08/20 22:36

つぃかTimeoutの本だったと思いますが、100 things to do in LondonというマガジンのNo1が、このタワーブリッジに上って、ロンドンの景色を見るというものでした。ちょっと、これが一番とは信じがたいですが、家族と一度は上ってみるのはいいなあと私は思いました。入り口で無理やり撮られて、押し売りされた写真は、じつは家族の一番のお気に入りの写真です。

_ Miklos ― 2012/08/21 07:08

この日記はかんとくさんへのオマージュでした。タワーブリッジの上は無骨な鉄骨ばかりなのが残念で、全面硬質ガラスの壁にしてしまうとか、もうちょっと展望室っぽく改装してもよいのにと思いましたが、今更鉄骨を抜いたりもできないんでしょうね。目の前にあるボルトをこっそり緩めたらどうなるか、と不謹慎なことを一瞬考えましたw

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