ブダペスト旅行 (5) - ケーリの骨髄料理2010/04/11 02:04



ケーリは町中からちょっと離れているので知らないと行きにくいですが、歴史の古い、どハンガリー料理のレストランです。20世紀初頭の著名な作家クルーディ・ジュラがよく通ったとのことで、彼の書いた文章が今でもメニューで料理の説明に使われています。


ここの名物料理は「牛肉と肉団子の煮込み、牛の骨髄添え」です。写真で一人前なので、日本人には誰かとシェアしてちょうど良いくらいです。煮込みの方は、具だくさんのコンソメスープみたいなもので、いい味出てます。骨髄は専用の串で掻き出し、好みで生ニンニクをすり付けたトーストの上にのせ、ちょっと塩をふって食べます。とろりとして濃厚な味わいは全く私好みですが、強烈すぎて苦手な人もいるでしょうね。

ただし、この日は骨髄が生煮えで赤かったので代えてもらったら、骨髄だけ別皿に取り出して火を通して持ってきましたが、脂の海に骨髄が浮かんでいる状態になり、脂がキツすぎて全部食べられませんでした。ケーリも質が落ちたという噂を聞いていましたが、うーむ…。

メインは、どれもワイルドなハンガリー料理で、どちらかというと大味な上に分量もハンガリアン標準ですので、だいたいいつも残してしまいます。私はダック胸肉のグリル、妻はビーフステーキにしましたが、ダックは火を通し過ぎでパサパサでした。ビーフの方は焼き加減もほどよくミディアムレアで、当たりだったようです。以前食べた中では、子牛料理なんかが美味しかったです。

店内は広く、ジプシー楽団も入っています。内装は歴史を感じさせ、いい感じです。値段もリーズナブルで、大勢でがやがややるのに向いています。ここは地下に大きなワインセラーを持っていますが、車で行ったので飲めなかったのが残念。

Kehli Vendeglo
http://www.kehli.hu/
1036 Budapest, Mokus utca 22.
Tel: +36-1-250-4241

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