パリのジャパニーズラーメン二題2012/12/22 23:59

ちょっと前になりますが、パリに出かけた際、日本料理屋が並び立つピラミッド界隈でラーメン屋を2軒トライしましたのでそのお話を。

Naritake
31 rue des Perits-Champs 75001 Paris
Tel: +33 1 42 86 03 83

パリ初のこってり背脂系ラーメンとして昨年オープンした「なりたけ」は、行列の絶えない人気店としてその評判はロンドンにも漏れ聞こえてきています。津田沼の本店には行ったことがありませんが、そんなに人気のラーメンならこれは食いに行かねば、と開店時間ジャストを目指して気合い入れて出かけたのですが、祭日だったためお休み(日曜祝祭日は休業だそうです)。気を取り直して翌日再訪したところ、噂通り12時の開店前からすでに人が並び始めてました。一番乗りだったので問題なく席に着き、味玉醤油ラーメンを注文。


脂多めにしなくても十分過ぎる量の背脂が乗ってます(妻と子供は脂少なめのあっさりにしましたが、それでも背脂はそれなりに乗ってました)。久々に食べたギトギト背脂系は爽快な重量感で、たいへん美味しゅうございました。軽くちぢれた太めの麺もコシ、喉ごし共にこれぞジャパニーズラーメン。まともに美味しいラーメンがあるパリがうらやましくなりました。それにしても、私も学生のころは背脂系(も、と言うべきでしょうね)、大好きでした。ホープ軒とか白山ラーメンとか、夜中によくあんな高カロリー食を飽きもせず食べてたもんだと、恐れを知らぬ若さって、今から思うと凄いもんですねえ。


Higuma
http://www.higuma.fr/
先述の「なりたけ」が休業だった日、仕方がないので近くで他を探したところ、「大勝軒」が目に入りましたが、ここは昔入ったことがあってたいして印象に残っていないし、かんとくさんの評価も悪かったので、パス。角を曲がると目に入った「ラーメンひぐま」に行ってみました。札幌ラーメン横町の老舗で有名な「ひぐま」には高校時代に一度行ったことがりますが、多分そこと資本関係があるわけではないでしょう。こちらも昼時は行列のできる人気店で、広い店内はほぼ満員でした。


これは塩ラーメン。


これは普通の醤油ラーメン。


これはネギ醤油ラーメン。

ふむ、どれも至って普通のラーメンです。なりたけと違ってまたわざわざ来たいと思わせる要素は何もありませんが、普通にも届かないロンドンラーメンよりは全然ましなので、それなりに満足はしました。

この界隈には他にも何軒かラーメン屋がありますが、旅行者の身で全てを試すのは難しい。また次回、機会があれば探検に来てみたいです。

コメント

_ 守屋 ― 2013/01/01 07:13

続けて。

 どうしてだか判らないのですが、ロンドンのラーメンのポストにコメントが残せないのでこちらに。ガーディアンのレヴューです。

ttp://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2012/dec/21/shoryu-ramen-bone-daddies-restaurant-reviews

 Miklosさんに読者フォーラムに参加してほしかった。

_ Miklos ― 2013/01/02 10:10

守屋さん、レビュー紹介ありがとうございました。この英人記者が日本のラーメンに精通していないとしてもそれは仕方がないとして、この記事が店への取材をベースにしているとしたら、特にShoryuのほうは、どうせ本当のことは知らないだろうと適当な嘘を並べる店側の姿勢に憤りを感じますねー。私は元祖長浜屋を含む本場博多のラーメン屋にも遠征していますが、Shoryuのどこが「博多式の細麺」なんだか…。

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