アンダルシア (4):セビリア2012/04/06 23:59

グラナダをあとにして、セビリアへ。スペインは治安に不安があるので、できるだけ夜歩かなくて済むようにと町中ど真ん中のホテルを予約したら、これが裏目。セマナ・サンタが最も盛り上がるセビリアでもまさにピークの日だったため、旧市街は交通が完全に封鎖され、車でホテルに近づくことすら不可能なのでした。仕方がないので離れた場所の公共駐車場へ行くも、すでに満車。自分の前に並んでいる車の家族は、運転手だけを残してみんな駐車場横のタパスで飲み食いしております。列に並ぶこと1時間半、途中、無法なガイキチ野郎が無茶な割り込みで順番抜かしてさっさと入って行ったりもしましたが(誰か取り締まらんのか)、何とか地下駐車場に入り、狭苦しいスペースに苦労して駐車。石畳の上をガラガラと荷物を引いて、やっとのことでホテルに到着。

教訓:「セマナ・サンタのセビリアは車で行くべからず」


セビリアに着いても、天気は相変わらず不安定です。これは町のシンボル、大聖堂とヒラルダの塔。アンダルシアはいつも青い空じゃなかったんか〜。この日の夜の山車巡行は、雨のため結局中止になってましたが、交通規制とけんもほろろの対応でムカついていた私は、ちょっと「ざまあみろ」気分。


翌朝はようやく抜けるような快晴となり、ここぞとばかりに観光レッツゴー。午後の予報は依然として雨、今のうちにと、大聖堂にも長蛇の列です。


どこまでも青い空が広がると、ガイドブックに書いてあった通りのスペイン広場を見れて感動です。


いわゆる「カルメンのタバコ工場」。現在は大学のキャンパスで、通常は閉鎖されています。バラの花を加えてポーズをとろうと思ったのですが、肝心の花屋が見当たりませんでした。


さて、時は聖週間のセマナ・サンタ。町中にはKKKのようなとんがり帽子の人がよく歩いています。


教会・宗派によって衣装の色が違うそうで、皆さん、どうだ見たかというように堂々と町中を跋扈しております。でも、結局雨に降られ、とんがり帽子がへしょんと萎れてトボトボ帰る様は、ちょっと物悲しいものがありました。


雨もあって、この日の巡行は結局深夜の12を過ぎてから。大聖堂から出てきた集団を見るために、大聖堂前広場は真夜中にもかかわらず大勢の観光客で賑わっていました。


私はもう疲れたので、山車を遠目に確認したらすぐに撤収しました…。