SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026 in LONDON2026/03/31 23:59



2026.03.31 O2 Academy Brixton (London)
City Pop Waves: SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026
高中正義 (guitar)
斉藤ノヴ (percussion)
岡沢章 (bass)
宮崎まさひろ (drums)
井上薫 (keyboard)
髙本りな (keyboard)
大滝裕子, 斉藤久美 (chorus)

高中は自分の世代的には「虹伝説」リリース時にずいぶん熱心に聴き込んだことと、その後バンドでいくつか著名曲を演奏したこともあり、もちろん生で見たかったアーティストの一人だったのですが、基本的に武道館とか野外フェスなどの巨大な箱でしかやらない人という先入観があり、足が遠のいていました。このライブに気づいたとき、せっかくロンドンに来るというのでこれは是非見たいと思ったのですが、チケットはすでにソールドアウト。オフィシャル販売サイトであるTicketmasterにリターンが出てないかを日々ウォッチしつつ、リセールサイトのTwicketでもアラート登録をして待ち構えていたのですが、ライブの一ヶ月前になろうとする時期になっても一向に出てこないので、痺れを切らせて別のリセールサイトviagogoを探すといくつか出ているのを発見。ここは手数料が高く、トータルでけっこうな値段になってしまうのですが、毎日ヤキモキするのも疲れるのでここらで諦めて手を打ち、もうストールで立ち見する年齢でもないので、Limited Viewですがサークル席のチケットを無事ゲットしました。

いろいろネットを調べていると、このライブは最初、同じO2でもShepherd's Bush Empireのほうで開催の予定だったのが、チケットの売れ行きが想像以上だったため、急きょ場所がO2 Academyに変更になり、さらに追加公演も発表されたという経緯のようです。例えば2025年に藤井風が行ったロンドン公演はO2 Shepherd’s Bush Empire(収容約2千人)で二日間ソールドアウトだったのに対し、今回の高中はO2 Academy(収容約5千人)で同じく二日間ソールドアウト、動員力はざっと藤井風の2.5倍あったということになります。キャリアもジャンルもファン層も違うので比較はあまり意味がないかもしれませんが(私は両方大好きなのですが)、これが日本だったら藤井風のライブチケットは高中の100倍は入手困難でしょうから、ロンドンで高中の人気がこれほどまでに高いというのがまず素直に驚きでした。

18時開場、20時開演ですが、着席だからあまり早く行っても時間を持て余すと思い、それでもちょっと早めに結局18時半ごろ会場に着いてみれば、入場を待つ人々が2ブロック先まで続く長蛇の列を成しており、あらためてビックリ。大人しく並んで、やっと入口まで辿り着いたかと思ったら、行列は何とさらに建物を一周巻いて続いており、さらにぐるっと回らされてやっと入場できました。雨に降られなくて本当に良かったです。客層を見ると、人種はいろいろですが、概ねイギリス人の若者ばかり。日本人らしき人は一人も見かけませんでした。列に並んでいる際も、すぐ後ろにいた白人の若者集団(多分20代前半)はまだ肌寒い気候の中Tシャツ一枚でワインを瓶からラッパ飲みしつつ大騒ぎしており、時折り「Brasilian Skies」や「Seven Goblins」を鼻歌で歌ったりしてたので、行列を間違えていないなという確認にはなったのですが、日本の高中のライブでは多分まず見ることがないであろう客層です。そのうちの一人は「自分は高中ファンだけどカシオペアのほうが好きなんだ」などと声をかけてきて、何でそんな古いジャパニーズフュージョンがイギリスで人気なのか聞きたかったのですが、彼らは楽器をやるわけではなく、ただ日本のフュージョンシーンはとても特別で、イギリスでも好んで聴く人は多い、というところで、入場の列がストールとサークルで分かれてしまい話途中までしか聞けず。

O2 Academy Brixtonは初めて来たのですが、元々Brixton Academyと呼ばれていた老舗のライブシアターで(例えばBrian May Bandのライブアルバム)、建物も内装もトイレも、かなり伝統と歴史を感じさせる古臭さです。サークルから下を見下ろすと、立ち見のストールは盛り上がる気満々の人々ですでに寿司詰め状態。


特に前座アーティストもなく、8時ジャストにライブがスタート。バンドメンバーに続いて、「TAKA!」コールに後押しされ、定番の真っ赤なスーツで登場した高中は、年齢を感じさせず元気いっぱいの様子。1曲目はオリジナルアレンジの「Blue Lagoon」、早速場内大盛り上がり。こっちの若者のライブの楽しみ方は、とにかく歌う歌う。高中の曲は基本的にインストなので、ウォーウォーワーワーとスキャットでメロディラインを歌いつつ、歌詞のある曲ではもちろん、「Tokyo Reggie」のような日本語の歌詞でも皆さん歌いまくるのは感心しました。高中の曲はインプロヴィゼーション重視のモロジャズとは違い、メロディアスなギターテーマと決めソロ中心のシティポップ・フュージョンですから、完全に歌モノとして捉えられているようです。また、ストールはオールスタンディングですが、サークルでもみんな立って歌うのかなと思っていたら、昨今の聴衆はみんなスマホで動画撮影するので、周囲に遠慮してむしろ基本は大人しく座ったままだったのが意外でした(一方で演奏中でも頻繁にビールを買いに行ったりトイレに立ったりする人は後を絶ちませんでしたが)。

セットリストは文末の通りで、おそらく日本でやるライブでもほぼ同じようなラインナップでしょう。「Blue Lagoon」からサンタナの「哀愁のヨーロッパ」カバーまでは70年代の曲が続き、その後は80年代の人気曲を中心に、最後はサディティック・ミカ・バンドの「黒船」まで一気に年代を遡ってしっとりと終わりますが、もちろんアンコールではお約束のサーフボードギターを披露し、シメは超定番「虹伝説」からのシングルカット曲「You Can Never Come To This Place」。潔いほどのオール懐メロプログラムでした。私の大好きな小林泉美の「Palm Street」を筆頭に、聴きたかった曲はだいたい全部やってくれたので、大満足です。

バンドの中心メンバーは長年大きな変化はなく、斉藤ノブと岡沢章が75歳、宮崎まさひろが71歳、高中がその中間の73歳、セクシーなコーラスお姉様方のアマゾンズ(今回は吉川さんを欠く二人構成でしたが)もすでに還暦越え。皆さん年齢を全く感じさせない溌剌としつつも、年輪を重ねた安定感抜群のパフォーマンスで、こちらもその恩恵で力をもらった気分になれます。一方でこのバンドのキーボードはだいたいいつも比較的若い人が常に2名サポートする編成になっていますが、近年の常連メンバー井上薫に加えて、もう一人は今年のツアーから高本りなが新たに加入。見目麗しい外見からは想定外のパワフルでリズムキレキレのピアノが非常に良かったです。まあ、ホールの音響はどう見てもジャズ向きではないので、本来ならいろいろ細かい技を持っている宮崎まさひろや斉藤ノブのプレイがもっと解像度良く近くで聴けたら、とは無い物ねだりでしょうか。

今日の客層から言うと、自分らはおろか両親すらまだ生まれていないかもしれない年代の曲を、祖父母世代の極東ミュージシャンがはるばる海を越えてきて演奏するのを若い音楽ファンがこれだけ熱狂して楽しめるのというのは、シンプルに凄いことだと感服しました。日本のオールドミュージシャンとイギリスの若い音楽ファンに脱帽するしかありません。

セットリスト:
01. BLUE LAGOON (1979)
02. RADIO RIO (1979)
03. BLUE CURACAO (1978)
04. BRASILIAN SKIES (1978)
05. OH! TENGO SUERTE (1976)
06. Tokyo Reggie (1976)
07. Europa (Earth's Cry, Heaven's Smile) (Santana cover) (1976)
08. JUNGLE JANE (1986)
09. SHAKE IT (1986)
10. Nagisa Moderato (1985)
11. SAUDADE (1982)
12. PALM STREET (1980)
13. Taj Mahal (Jorge Ben Jor cover) (1972)
14. THUNDER STORM (1981)
15. READY TO FLY (1977)
16. Kurofune (Kaei 6-nen 6-gatsu 4-ka) (Sadistic Mika Band song) (1974)
アンコール:
17. JUMPING TAKE OFF (with surfboard guitar) (1983)
18. YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE (with rainbow guitar) (1981)






古内東子/Reunion @コットンクラブ2024/09/27 23:59

2024.09.27 コットンクラブ (東京)
TOKO FURUUCHI "Reunion" [2nd show]
古内東子 (vo)
佐野康夫 (ds)
石成正人 (g)
小松秀行 (b)
中西康晴 (p)
草間信一 (key)

コットンクラブに来るのは2021年12月の南野陽子以来、3年ぶり。前回ここで古内東子を聴いたのは2013年11月ですから、もう11年も前の話になりました。月日の経つのは早いものです…。

その11年前の備忘録で、「古内東子と言えば血の通ったソウルフルなバンドサウンドも聴きたいもの。」と書いていた私にとって、今回の「Reunion」はまさに長年待ち望んでいた特別なライブです。古内東子さんはほぼ毎年のようにコットンクラブでライブをされていますが、デュオかトリオの弾き語りばかりだったので、もうフルバンドはやらないのかと残念に思っていましたが、デビュー31周年という半端な年に、突然の垂涎の企画。この小さい箱(失礼)で、しかも一夜限りはいかにももったいないけれど、ともかく激しいチケット争奪戦になるのは必至なので、気合いを入れて何とかチケット勝ち取りました。

今回は端的に言うと1997年発表の6枚目アルバム「恋」のレコーディングメンバーが27年ぶりに再集結するという企画で、セットリストを見ても、「恋」からの選曲が7曲、5枚目「Hourglass」から5曲、7枚目「魔法の手」から2曲の合計14曲という、セールス的にも一番成功していたその時期のリスナー世代をピンポイントで狙っていました。特に、小松秀行という(当時は)若くて才に溢れたベーシストが、オリジナル・ラヴを経て、サウンドプロデューサーとして全面的に支援したこれら古内東子のアルバムでその創作能力を一気に開花させていくプロセスは、同じくオリジナル・ラヴからやってきた佐野康夫をはじめとするバックミュージシャンたちの勢いあるプレイも相まって、その時代のその人たちだからこそ成し得た奇跡のように思います。MCで東子さん本人も、小松さんがいなかったら今の私はありません、と感謝を述べていました。

やはり小松・佐野のリズム隊が揃うからか、前の弾き語りライブのときより客層の男性率が高いように見えました。業界人っぽい集団、YouTubeで見たことある人などもちらほらと。まあしかし、今日の目当ては何と言っても念願の佐野康夫の生ドラム。正面でよく見える席だったのでラッキーでした。ドラムセットはワンタム、ワンフロアのシンプルな構成で、シンバルもクラッシュ2、ライド1のミニマムでしたが、ライドを多彩に活用したジャズっぽいプレイスタイルでした。また、元々ソウル系リズムの曲が多いから当然そうなるのですが、片手16ハイハットが延々と続く、ドラマーにとっては修行のような曲が続きます。90年代は金髪でキレキレ、やんちゃっぽい雰囲気だった佐野さんも、今や燻銀の渋さ。「星空」などバラード系ではスティックとブラシを両手で持ち、途中で左右入れ替えたり、レギュラーとマッチドの両グリップを使い分けたり、細かいところでテクニシャンぶりを発揮してました。落ち着いたドラミングが要求される曲が多かったところ、アンコールの超高速「宝物」と、やはり締めはこれしかない「いつかきっと」では手数全開グルーヴ満点のノリノリドラムで本領を見せつけました。

コットンクラブのサイズだとドラムの生音が大きめで、相対的に歌がちょっと聴こえにくかったのですが、どのみちほぼずっとドラムを凝視していたので気になりませんでした。MCで東子さんも言ってましたが、もちろん全然違うようにも演奏できる優れたミュージシャンたちですが、今回はあえて、これらアルバムを愛してくれた人々と想いを共有するために、当時のアレンジをほぼ再現する形で、満足度マックス、夢のようなステージを提供してくれました。古内東子とReunionバンドの人々には本当に感謝です。

セットリスト:
01. 悲しいうわさ/恋
02. 大丈夫/恋
03. ルール/Hourglass
04. 余計につらくなるよ/恋
05. そして二人は恋をした/恋
06. ブレーキ/恋
07. 星空/Hourglass
08. 月明かり/恋
09. 淡い花色/魔法の手
10. 誰より好きなのに/Hourglass
11. 心にしまいましょう/魔法の手
12. あの日のふたり/Hourglass
13. 宝物/恋(アンコール)
14. いつかきっと/Hourglass(アンコール)

南野陽子@コットンクラブ2021/12/11 23:59



2021.12.11 コットンクラブ (東京)
To Love Again 〜SNOWFLAKES〜 YOKO MINAMINO
南野陽子 (vo)
エルトン永田 (p), 加藤JOE (vln), 角田順 (g)
長岡道夫 (b), 島村英二 (ds), 田代修二 (key)
増渕東 (manipulator), 萩田光雄 (sound producer)

コットンクラブに来るのは4年半ぶりです。南野陽子さんはバリバリの現役アイドル時代に特に追っかけていたわけではないものの、10年ほど前にきっかけは忘れましたがYouTubeで新旧の動画を探しては観るのが突如マイブームになってしまい、40代(当時)になっても驚異的な美貌とアイドル時代から変わらぬ愛嬌にすっかり魅せられてしまいました。しかしながら、ライブのコンサートはほとんどやってないようなので、実物を見れる機会が来ようとは夢にも思いませんでした。というわけで、10月に広告を見て、こいつだけは逃すまいと、発売日は出先にも関わらず気合を入れて何とかチケットをゲット。まあ取れたから良かったものの、コットンクラブはただでさえ座席数が少ないうえに、コロナ対策で間隔を開けた配席になっているので、12時からの販売開始で5分後には4公演全席完売という予想通りの超激戦でした。同じコットンクラブで5年前の原田知世のコンサートが、同じく瞬殺でチケット取れずだいぶ落胆したのですが、今回はリベンジです。

以前と違い、コロナ対策でフロアテーブル席も全席指定になっているので開場前に早くから並ぶ必要はなくなりました。チケットを取る際は通信環境のせいで売り切れギリギリの攻防だったので、最終的な配席が心配だったのですが、非常に至近距離の席だったのでラッキーです。待ちに待った生ナンノは、エレガントなロングドレスに身を包み、54歳になってもアイドルの瞳がキラキラ光ってます!さすがに40代のころからはイメチェンして、「半沢直樹」シーズン2のIT会社副社長(悪役)のごとく歳相応の貫禄がついたのが(スタイルは変わらず完璧なプロポーションでしたが)、目の前のリアルでした。初日なので見るからに緊張している様子で、声が上ずるなどちょっと失敗した後に見せる苦笑いがむしろ愛嬌だったりするわけですが、1曲目から早速歌詞を飛ばす事故で「ごめんなさ〜い」。MCで本人も「この後も多分何度もやらかします」と予告していた通り、自分の持ち歌でも何回も歌詞を飛ばし、それでも温かく見守ってもらえる天性の愛嬌は、まさに昭和アイドルのオーラでした。

前半の曲は「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」「幸せの黄色いリボン」「真珠の首飾り」といった幼少期に慣れ親しんだというスタンダードナンバー中心。本人が歌いたいものを歌う趣旨で全くかまわないのですが、正直なところ歌唱力はアイドル時代からあまり変わってないので、この路線で最後まで行くのはちとつらいかなと思っていたら、後半には16年ぶりのオリジナル新曲「大切な人」と、「秋のIndication」「メリー・クリスマス」「楽園のDoor」(ボサノバ風アレンジがとっても良かった)といったバリバリアイドル時代のナンバーを披露し、観衆は皆ほっとした様子でした。アンコールでは超速で自身のプリントTシャツとジーンズに着替え、もう1曲の新曲「空を見上げて」に続いて最後は「はいからさんが通る」で大いに盛り上がりました。個人的には「話しかけたかった」で髪をはねたり、「吐息でネット」でくるりと回るのも見たかったところですが、多分コロナ対策もあり、合いの手系やサビ歌わせ系の曲は意図的に外したんだろうと思いました。

サウンドプロデューサー萩田光雄が集めてきたバックバンドは、皆さん70代のベテランを超えたレジェンドのスタジオミュージシャンばかりで安定感は抜群。MCでは「サンタのおじいさんたち」と茶化されてましたが。1万円のチケットはちょっと高めではありましたが、たいへん贅沢なコンサートでした。


今月新発売の、新曲2曲を含むコンピレーションCDのチラシ。各席に置いてありました。

古内東子の弾き語りライブ2013/11/20 23:59

2013.11.20 コットンクラブ (東京)
古内東子 -秘密の調べ-
古内東子 (vocal, piano), 草間信一 (keyboard)

丸の内のコットン・クラブで古内東子のライブがあるというチラシをたまたま見つけ、こんな近場でやってるなら是非見たいものだと、ふらっと行ってみました。古内東子は小松秀行がプロデュースをしていた全盛期のころまではよく聴いていましたが、1998年だから、もう全盛期ならぬ前世紀の話なんですねえ…。

古内東子と中原めいこと松任谷由実にはいろいろと語り尽くせない思い出がまとわりついていて、客観的な評価はなかなかできないのですが、古内東子についてはずっと思っているのが、オーラが全く感じられないこと。デビューのころのビジュアルは拗ねた女子大生風だし、売れたころも、そのへんにいつも歩いていそうなOL風の域を出ない。決して美人とは言えないし、歌が飛び抜けて上手いわけでもない(個性的ではありますが)。ひとえに楽曲の良さで売れてきた人でしょう。前世紀末に恋愛教祖としてブレークしたのは、本人のカリスマ性のなさがかえって好まれたのかとも思っています。

コットンクラブは初めて来ましたが、2005年開業だから日本にいなかったので、知らなくてあたり前か。ブルーノート東京より一回り小さい、アダルトな雰囲気の洒落た箱です。こんな空間が、こんな近くにあったとは。早めに行ったので運良くかぶりつきのテーブルに座れました。念のため持ってきたオペラグラスを使うまでもなくよく見えましたが、そういえばジャズクラブでオペラグラスを使ってる人は、見たことないな…。

公式HPなんかで見る最近のプロモ写真が昔とずいぶん違うので(笑)、もしやお顔がすっかり「変身」してしまったのかと思っていましたら、登場した古内東子はかつての人がそのまま普通に年を召したような、全くの想定内だったので安心しました。相変わらず、オーラはない。昼間は丸の内でOLやってます、と言っても違和感ありません。ステージは、ピアノ弾き語りにキーボードのサポートを付けた、1時間強のこじんまりとしたものでした。アンコールの「ピーチ・メルバ」を除き、バラード中心のまったりとした構成。長い間追っかけてなかったので半分くらい知らない曲でしたが、私のカラオケレパートリーである「逢いたいから」や「うそつき」をモノホンで聴けたのは感動しました。カバー曲コーナーでは、ちょうど来日中のポール・マッカートニー「My Love」なんかも歌っていました。最近はこういう弾き語りのスタイルが多いそうですが、古内東子と言えば血の通ったソウルフルなバンドサウンドも聴きたいもの。今年2月にブルーノート東京でやったデビュー20周年記念ライブでは佐野康夫がドラムを叩いていたようで、帰国前だったから無い物ねだりとは言え、これは見たかったです。ということで、次にフルバンドでやるのはいつの日かと、公式ページのNEWSを追いかける毎日なのでした。