アムステルダム ― 2011/12/01 23:59

仕事でちょっとだけアムステルダムに行きました。実は初オランダです。あまり時間はありませんでしたが、ちょいと写真を。
アムステルダム中央駅。東京駅のモデルとなった駅舎、と私もそう聞いて信じ込んでいたのですが、調べてみると信憑性のない俗説だそうです。実際見てみると、赤レンガ造りというのが共通しているだけで、一見してまず様式が全然違います(アムステルダムはネオゴシック、東京はビクトリアンだそう)。駅の中はさらに、全く別物という印象。東京があまりにゴテゴテし過ぎているのかもしれませんが。

駅前の自転車置き場はおびただしい数の自転車でとんでもないことになっていました。アムステルダム市内は専用道路がくまなく整備されている自転車天国。けっこう猛スピードで走ってくるので旅行者には恐かったです。
前を通りかかっただけ、コンセルトヘボウ。いつか一度はここで極上の演奏を聴いてみたいものです。
国立美術館(ライクス・ミュージアム)は改装工事中でしたが、フェルメール、レンブラント等のオランダ絵画のメジャーな所蔵品は展示してます。
料理の名前はメモり忘れましたが、前菜は子牛肉の薄切りにレバーのムースとルコラが乗ったもの。生ではなく一応火は入っています。
メインはマッシュポテトの上に赤魚のグリルが乗ってます。どちらも味付けはいたってシンプル、ソースも非常に控えめで、素材の持ち味を大事にしているので日本人の口に合うでしょう。モダンブリティッシュに似ている気もします。私的にはもうちょっとパンチの利いた味が欲しいところ。次に機会があったら、もっとローカルな庶民料理にチャレンジしたいです。
インパクトがあったのはデザートで選んだチーズの盛り合わせ。オランダのゴーダというと、日本ではプロセスチーズよりはちょっとまし、くらいな位置づけで売られていますが、本場の熟成品は全く別物の美味しさでした。
3コースで35ユーロはそんなに安くはないけれど、まあ有名な老舗ということで。ボリューム的には十分満腹になります。特に最後のチーズがききました。
あとは、写真は撮ってませんが、せっかくアムステルダムに来たのだからやはり一度は見てみないと、ということで「飾り窓」地区も少し歩いてきました。家族旅行だったら、ちょっと来れないところだし。本当に、ショーウインドウの中で怪しい照明に照らされながら、下着姿のおねえちゃん達(おばちゃんもいましたが)が営業スマイルを投げてきます。まだ観光客がわんさかいたのでよかったですが、ちょっと一つ横道に入ると人通りがぱたっとなくなったりして、ここを夜中に一人で歩く勇気はないかなあ。
コメント
_ かんとく ― 2011/12/12 09:02
アムステルダムは仕事やマラソンで何回か出かけてますが、冬はロンドンと同じでどんよりしていてあんまりパッとしませんよね。初めて夏に訪れた時、この街ってこんなに良いところなんだととっても驚きました。飾り窓の話は別途、別の場で聞かせてくださいませ。
_ Miklos ― 2011/12/17 10:21
確かに天気はロンドン並みに悪かったです。食事も似ている感じです。ジンを飲む文化だし。ただ、ビールは大陸のピルスナー系だけど独特のものがあり、良かったです。コンセルトヘボウには是非行ってみたいですねえ。飾り窓は、写真を取る勇気もなく、いそいそと通り過ぎただけです、はい・・。
_ レイネ ― 2012/02/16 20:53
はじめまして、オランダ在住のレイネと申します。守屋さんやdognorahさんのブログでMiklosさんのコメントを拝見していました。ちょっと古い記事へのコメントで失礼します。
アムステルダムのこのレストランに、去年の11月に行きました。観光客用御用達っぽいかな、と思ってたら、どっこい、オランダ、特にアムステルダムらしからぬきめやかな味付けと調理とプレゼンにびっくり。前日に行った星付きデラックス・レストランより居心地もずっとよく、大いに気に入りました。
オランダで3コース35ユーロというのは、かなりお安くお得な部類に入りますよ。もしもディナーだったら、普通なかなかその値段ではありつけません。(昨日マーストリヒト市内で食べたランチは一皿で27ユーロ。グラス・ワインとコーヒーつけたら35ユーロになりました)
ゴーダ・チーズの古いの(1年以上熟成させたもの)はコクがあって美味しいですよね!昔、カンピナという大手チーズ工場に見学に行ったら、日本の乳業メーカーにチーズを輸出して、それが雪マークとかフォレスト永とかで加工されてプロセス・チーズになるそうです。元々は美味しいチーズをわざわざ加工して、石鹸みたいに味気のないプロセス・チーズにしてしまうとは。。。
アムステルダムのこのレストランに、去年の11月に行きました。観光客用御用達っぽいかな、と思ってたら、どっこい、オランダ、特にアムステルダムらしからぬきめやかな味付けと調理とプレゼンにびっくり。前日に行った星付きデラックス・レストランより居心地もずっとよく、大いに気に入りました。
オランダで3コース35ユーロというのは、かなりお安くお得な部類に入りますよ。もしもディナーだったら、普通なかなかその値段ではありつけません。(昨日マーストリヒト市内で食べたランチは一皿で27ユーロ。グラス・ワインとコーヒーつけたら35ユーロになりました)
ゴーダ・チーズの古いの(1年以上熟成させたもの)はコクがあって美味しいですよね!昔、カンピナという大手チーズ工場に見学に行ったら、日本の乳業メーカーにチーズを輸出して、それが雪マークとかフォレスト永とかで加工されてプロセス・チーズになるそうです。元々は美味しいチーズをわざわざ加工して、石鹸みたいに味気のないプロセス・チーズにしてしまうとは。。。
_ Miklos ― 2012/02/18 04:25
レイネさんこんばんは。コメントありがとうございます。「五匹の蠅」は以前アムステルダムに住んでいた知人に教えてもらったので、安心して行けました。家族・友人を連れて行っても、仕事の接待でも、誰にも気に入ってもらえそうな素敵な内装とサービスですよね。プロセスチーズは元々軍隊用の保存食ですからしょうがないんでしょうけど、これだけ流通が速く便利になった現代では、原料のナチュラルチーズをそのまま食わせてくれーと言いたくなりますね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://miklos.asablo.jp/blog/2011/12/01/6239249/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。