東大醫學〜蘭方医学からドイツ近代医学へ2014/05/05 18:00


こんなギリギリでの紹介は罪作りかもしれませんが、東京駅丸の内南口前のJPタワー(東京中央郵便局)内のインターメディアテクにて行われている特別展示「東大醫學〜蘭方医学からドイツ近代医学へ」が予想外に面白かったので、今日家族を連れて再び見に行ってきました。

東大医学部に蓄積されている医学標本を展示しつつ近代日本の医学の歩みを紐解くような展示かと思いきや、もちろんそういう主旨もあるのですが、何よりその物量に驚かされます。解説はそこそこに、とにかくひたすらモノを見せ続けることで生まれる揺るぎない説得力。それに、一口に医学標本と言っても人間の所謂病理標本のようなものは意外と少なく、動物の骨格模型や剥製、昆虫の標本、さらには鉱物標本まで、何でもありの世界は、まるで自然史博物館のミニチュア版みたいです。最近学校で解剖実験をやった娘は、おびただしい数の魚やカエルの骨格標本を興味深そうに見入っておりました。

ちょっとグロ系もありますが、とにかく一見の価値ありです。こんなに面白く、家族でも楽しめる展示が、何と入場無料。5月11日までですので、ご興味ある人は急いでお出かけください。