ワセオケ/山下一史:早慶戦「7番」勝負2014/03/13 23:59

2014.03.13 サントリーホール (東京)
山下 一史 / 早稲田大学交響楽団
1. R.シュトラウス: 交響詩「ドン・ファン」
2. R.シュトラウス: 楽劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
3. ブルックナー: 交響曲第7番ホ長調 (ノヴァーク版)

先月の慶應ワグネルに続き、今月はワセオケです。曲も慶應がマーラー7番だったのに対し、早稲田はブルックナー7番、対極の大曲でがっぷり四つの対局となりました(まー、まさか選曲は対向して決めているわけじゃないから偶然でしょうけど)。

さて、例によって天気は暴風雨の荒れ模様、最近こんなのばっかですが、そのせいかどうか、満員御礼だったはずなのに客席は空席がちらほら。ワグネル同様、学生オケは曲によってメンツがガラリと変わります。1曲目の「ドン・ファン」は多分下級生の若い団員中心だったと思うんですが、いっぱいいっぱいを超えていて、ちょっとキツかった。これは選曲が背伸びし過ぎでしょう。上級生があたり前にやっているからと言って、「ドン・ファン」をなめちゃダメですな。次は管楽器奏者を総入れ替えしての「7つのヴェールの踊り」。弦は同じメンツなのでまだキツめでしたが、木管の個人技が光り、多少大人の落ち着きになってきました。

メインで出てきたのがワセオケの「一軍」なんだと思いますが、無駄なメンバーがいなくて、さすがに休憩前とはレベルが違いました。今日は実は、初めて聴く山下一史の指揮も楽しみにしていたんですが、やけに淡々としていて、お仕事モードという感じ。そのせいもあって、オケもアマチュアらしい熱気が感じられなくて、上手いのだけど小さくまとまってしまったのが残念。どちらかというと私はこの曲が苦手というか、人気曲なのにその良さがイマイチよくわからないんですが、今日もその考えが変わることはなく、ちょっと退屈しました。

アンコールは「都の西北〜」の早稲田校歌。うーむ、そういう会だったのね。どうりでアウェイ感が拭いきれなかったわけだ…。

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