MacBookちゃん「Death & Rebirth」、Appleの独善2014/10/26 09:00

2008年の年末位からだから、ほぼ6年連れ添い、その間ロンドンに引っ越したり、ヨーロッパ中を一緒に旅行したり、一時帰国の際ももちろん一緒で、本帰国にも無事ついてきた、我が家のMacBook Proちゃん(Late 2008モデル)が、先週のある朝、お亡くなりになってました。前夜までは普段通り使っていたのに、うんともすんとも動きません。急ぎの仕事があったのでたいへん困ったのですが、それはまあ別の話として。

ここ1年はちょっと使うだけで異常に発熱し、時々熱暴走で勝手にパワーダウンするようになっていたので、時間の問題とは思っていましたが、別れは唐突やってきました…。(T_T)

クイックガレージに持っていくも、ロジックボードの交換になりますが、型が古いのでもう部品の供給が終わっています、と。まあ買い替える覚悟はできてましたので、早速機種の選定に。もう引っ越しもないだろうから今度はiMacにしようと最初は思ったのですが、いろいろ検討したあげく、結局今回もアルミボディMacBook Proの後継機種に落ち着きました。2012モデルなので型落ち感は否めませんが、iMacも含めて現行カタログでこいつが唯一、DVDドライブ内蔵のMacなのでした。中古CDをよく買う私としては、PCに内蔵ドライブがないと不便でしょうがないという判断で。

一昨日到着し、この週末でしこしことセットアップ作業をやっているところです。長年の習慣やくせから、自分なりの環境設定はもうガチガチに決まっており、それをまたゼロから整えていくのは毎回骨の折れる作業です。今回は幸い内蔵HDDには何の問題もなかったので、外付け用の安いケースだけ買ってきて、データは全て無事救出できました。

20数年、自宅で使うPCはMacオンリーですが、今回のMacBookで5代目。

Macintosh IIsi
Power Macintosh 7100/80AV
iMac G4 (2002 17" Flat Panel)
MacBook Pro (Late 2008 15")
MacBook Pro (Mid 2012 13") ←いまここ

Macのソフトはそんなに早く陳腐化しないし、ハードも意外と長持ちするので、うちの場合5〜6年は使い続けるのが標準です。しかし、今後もどこまでMacと付き合い続けられるか。昨今のAppleの独善的なやり方には、頭にくることしばしばですので。

例えば、

(1) CD/DVDドライブ内蔵モデルの廃止
音楽・映像はiTunes Store、ソフトはApp Storeからオンラインで入手せよ、他の道は提供しません、という押し付けですよね。私は中古CDをコツコツ集めてiTunesのライブラリにしこしこと読み込ませることでこの膨大なライブラリを構築してきたので、音楽がオンラインオンリーになったらたいへん困ります。

(2) iTunesの「ジャンル名」勝手にローカライズ問題
iTunesでこのアルバムのジャンルは「Rock」だと入力しても、しつこく「ロック」に戻されてしまう。しかも動作が完全ではなく、戻るものと戻らないものがある!一方、iTunes創成期は逆にジャンル名が英語のみだったわけで、その頃からのライブラリをずっと引きずっている者としては、ある日突然押し付けられたこの変な仕様は未だに全く理解不能だし、心底邪魔です。

(3) Mail.appで送信メールの文字エンコードをAsciiかUnicodeに限定(ユーザが設定で変更できない仕様になった)
メジャーなメーラーはUnicodeに対応しているから問題ないということでしょうが、長年いろんな国の人と電子メールのやり取りを行ってきた実感として、相手に合わせた文字コード選びができないメーラーなんて、気持ち悪くて使えません。


こういった、長年抱えている微妙な不満も、この際だからと最近の解法をいろいろ調べつつやっていると、復旧作業は益々はかどりません…。