朝風呂、入ります。2010/02/17 23:00

いろいろと試行錯誤してまして、仕切り直しです。ようやく重い腰を上げ、アサブロを書き始めようかと思います。サービス開始初期から開設だけはしていましたが、文章はどうしても書きためてしまうたちなので「ブログ」という仕様にいまいち馴染めず、結局放置したままでした。

昨年夏よりロンドンに移り住み、いろいろと書きたいことがたまってきたのにそれをぶちぶちと書きなぐる機会がないため、せっかくだからこれを使ってみようと思い立ちました。無理せず、週1〜2回くらいのペースで続けられればいい程度の決意です、すいません。

さて、バンクーバーオリンピックが始まっています。ロンドンでは生中継が深夜なので、あまり見れません。BBCのハイライトでも、当然ながらメダリストの滑りしか出ないので、日本人選手の映像はほとんど見ることがないですね。

ブダペスト在住時にアテネ、トリノと2つのオリンピックがあったのですが、こちらで生中継する種目は日本とはずいぶん趣きが異なります。とは言えさすがに女子フィギュアスケートは生中継するでしょうから、がんばって夜更かししようと思います。

写真は、全く脈絡ないですが、今年の正月に撮ったセント・ポール寺院の写真です。

盛り上がらない冬期オリンピック2010/02/18 08:00

BBCのBroadcasterやYouTubeを探したのですが、女子モーグルの日本人選手の滑走(演技というのかな?)は見つかりませんでした。里谷選手の勇姿はもう見れないのだろうか?

イギリスのフリーペーパーMetroを見てても、会社の同僚の話を聞いても、イギリスで冬期オリンピックは盛り上がらないようです。そりゃそうだ、今年こそ異例の大雪が降りましたが、普通は雪などめったに降らない気候の地なので、スケート、スキー、スノボ人口は日本よりずっと少なく、オリンピックでメダルもほとんど取れません。Winter Sportsと言えばサッカーに尽きる、そうです。

ちょうど今Euro Sportsチャンネルで男子ハーフパイプ予選の中継を見てます。今や時の人となった国母選手は2組で早速ランク1位に躍り出る快挙。度胸はぴか一のようで、たいしたもんやねえ。それはそうと、こちらのアナウンサーは「KOKUBO」って発音しにくいようで、何度も「KUBOKU」って言ってました。全然違うって。

Four Seasons(中華)2010/02/18 21:15

春節だからというわけでもないですが、今日は会社帰り、Queenswayで中華でした。お店はいつものFour Seasons。会社の事務所からも近いので、ブダペストに駐在している時からロンドン出張や旅行のたびに来ていた、お気に入りの店です。今日も夜7時を超えたら相変わらずの混みようでした。

ロンドンの中華は、Sohoの中華街よりもQueenswayの方が「当たり」が多いのではないかと思います。その中でもFour Seasonsは、何よりローストダックが絶品。全般的にも、ここがロンドンで一番!とはとても言いませんが、ここと同じくらいハイレベルの味でここくらい手頃な値段の店は、まず、ないと思います。

写真は、以前出張で来たとき早朝に撮ったものなので、ウィンドウに美味しそうに並んでいるダックが見えないのが残念。

VIVA! LSO!2010/02/27 09:39

LSOとはLondon Symphony Orchestraつまりロンドン交響楽団のこと。先日も五嶋みどりが客演した演奏会を聴きにいったのですが、それはまあそれとして(感想は「演奏会備忘録」に近々書きます)、ここはなかなか好感度が高いです。

ロンドンにはLSOの他にも、Philharmonia Orchestra (PO)、London Philharmonic Orchestra (LPO)、BBC Symphony Orchestra (BBCSO)、Royal Philharmonic Orchestra (RPO)といった、世界的に名の通ったオーケストラが多数ありますが、2008年年末にGramophone誌が発表して話題となった「世界のオーケストラ・ベスト20」にランクインしているUKのオケはLSOだけです(4位)。私見ですが、実力的にはLSO>PO>BBCSO>LPO>RPOの順でしょうか。

しかし、この実力ナンバーワンのLSOが、最もお手頃価格でチケットが買えるのです。本拠地Barbican Hallでの演奏会のチケットは、今シーズンで32、25、19、13、7ポンドの5種類。今の為替レートなら最高席でも5000円しませんが、日本でLSOを聴いたらその10倍は払わなければならないでしょう。来シーズンには13、7ポンドがそれぞれ14、8ポンドになるだけで、あとはお値段据え置き。また、16歳以下の子供は、LSOのどの演奏会のどの席でも基本的に4ポンドでチケットが買えます。さらに、コンサートのプログラムは立派な冊子が毎回無料で配布されています。ちなみに、1999年に初めてBarbicanでLSOを聴いたときのメモを見てみると、チケットは最高席じゃなかったはずですが35ポンド、プログラムも当時は有料で2ポンドでした。10年前よりむしろ安くなってます!相当強力なスポンサーがついたのでしょうか。

知名度ではLSOに匹敵するPOやLPOはRoyal Festival Hallを本拠地にしていますが、最高席チケットはPOで45ポンド、LPOでは何と55ポンドもします。実力に反比例しているのが、なかなか興味深いところです。

というわけで、LSOの演奏会に行く機会が勢い増えていくのですが、Barbican Centreは全部で2000席くらいの奥行きの浅いホールで、グランドフロアの極端に端の方を避ければ音響的にも悪い席はなく、これがまた私好みのホールなのです。最高席のチケットを買うことは普段なく、遠いよりは奏者の息づかいまで聞こえる方が好きなので、ステージの真ん前のブロックに座っていることが多いです。

Barbicanは、ボックスオフィスの人がまた感じが良く、行けなくなった演奏会の払い戻しやチケットの交換にもちゃんと対応してくれるので、ナイスサービスがたいへん気に入っています。

あらゆる面でスマートだし、満足度が高いLSOですが、以前ブダペストで聴いたときはヨレヨレの演奏でがっかりしました。しかし、本拠地では今のところそんなことはないので、そのときは指揮者がC. Davisだったせいと、多分団員もツアー疲れがあったのでしょう。

くしくも、よく情報ソースとして見させてもらっているIntermezzoさんのブログでも、「LSOをBarbicanで聴く」のが最もオトク、という内容の記事があり、非常に納得した次第です。

みなさんも、是非BarbicanでLSOを生体験してください。オススメです。